皆福寺「秋のお彼岸法要」のご案内【9月23日(土)・24日(日)開催】


 お彼岸に関する仏事は、平安時代の頃から続いており、私たちも祖父母や父母からその姿を伝えられてきました。

 「彼岸」という言葉は、私たちの今生きている世界を「此の岸(コノキシ)」というのに対して、お浄土の世界である「彼の岸(カノキシ)」を意味します。悩みや迷いの多い「此の岸」に生きる私たちが、お浄土のさとりの世界(彼の岸)に到ることを願う仏事とされています。

 ちょうど、秋分の日や春分の日は、太陽が真東から昇り、真西へ沈む季節です。真西へ沈む太陽が、西の方角にあるとされた、お浄土を思い起こされる時期であるがゆえに、彼岸の思想と重なって、三月と九月の下旬がお彼岸の季節となったのです。

 お彼岸は、一般的に、お寺やお墓にお参りする行事とされていますが、それは、亡き人を偲ぶ(思い出しつつ)ことをとおして、仏法(ブッポウ)を聞き、人間として生きる真実に目覚めるという意味が込められています。

 仏教では、亡き人を「諸仏(ショブツ)」と言い、お浄土から、阿弥陀仏の教えを我々に伝えていただける、かけがえのない恩師として仰ぎます。

 昔から、人々は、残された者が、亡き人を偲ぶ中で、思い起こされる、姿や言葉をお浄土からの仏様のメッセージとしてとらえ、大切にしてきました。

お彼岸を迎えるにあたって、今一度、亡き人を偲びつつ、自分の普段生活を見直してはいかがでしょうか?

 皆福寺では、本年も秋のお彼岸の時期に「永代経法要」および、日本で仏教を広めることに尽力された太子会(聖徳太子の法要)をお勤めいたします。

皆さんお誘いあわせのうえ、是非ともご参拝くださいますよう、ご案内申し上げます。

~是非、カードを持って、参加しながらお参りください~
(紛失された方は、皆福寺にて、随時配布しております!)

皆福寺

創建800年 皆福寺 それは、 先人の記憶・思い・願いをとどめる場所 そして、その場所は、 今を生きる私たちの活力を得る場となる ~月に一度は、お寺で心の洗濯を!~