皆福寺「盂蘭盆(お盆)法要」のご案内【7月20日(土)・21日(日)開催】

 お盆とは、「盂蘭盆(ウラボン)」の略称で、インドの古い言葉「ウランバナ」を音写した言葉で、「倒懸(トウケン)」(木に逆さに吊されたような苦しみ)を意味します。

 今日、お盆と言えば、亡き人がこの世に帰ってくる日とされ、たくさんのお供え物をお仏壇に飾ったり、お墓参りをすることが風習となっています。これらの風習は、亡き人のために何かしてあげないといけないという、残された私たちの気持ちが行為となって表現されたものでしょう。

 しかし、よく考えてみると、亡くなった方は、何のためにこの世に帰ってくるのでしょうか?

 亡き人とは、「いのちある者は、必ず亡くなる」というメッセージを身をもって教えてくれた方です。ゆえに、「倒懸」という言葉が示すように、急がなくていいことを急いだりして、限りある人生を無意味に過ごしていないか(逆さまの人生を送ってないか)を、私たちに問いかけることこそが、亡き人の本当の願いなのではないでしょうか。

 お盆を迎えるにあたって、残された私たちが自分自身の生活を見つめ直すことこそが、亡き人が本当に願いに報いることなのでしょう。

 皆さんお誘いあわせのうえ、是非とも「皆福寺 盂蘭盆法要」にご参拝くださいますよう、ご案内申し上げます。

今年の盂蘭盆法要も昨年同様、2日間お勤めさせていただきます。
 どうぞお誘い合わせのうえ、両日あるいは、どちらか一日、ぜひともお参りくださいますよう、よろしくお願いいたします。

 なお、「皆福寺もんぽうカード」の法語印(スタンプ)については、両日ことなる印鑑を押印させていただきます。

~是非、カードを持って、参加しながらお参りください~

(紛失された方は、皆福寺にて、随時配布しております!)


皆福寺

創建800年 皆福寺 それは、 先人の記憶・思い・願いをとどめる場所 そして、その場所は、 今を生きる私たちの活力を得る場となる ~月に一度は、お寺で心の洗濯を!~