2018.01.03 11:03昨年を象徴する漢字「北」に想う 毎年、年末に発表される、その年を象徴する漢字に昨年(2017)は「北」という漢字が選ばれました。「北」という字が選ばれた大きな理由は、北朝鮮のミサイル発射や核実験の話題が大きく報じられたことがあるようです。 昨今、北朝鮮問題によって、アメリカは朝鮮半島周辺の軍事力を増強し、日本も有事に備えるという名目で、兵器を多く購入するなど、戦争への緊張関係が高まっています。 戦争とは、「いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころ」が大きく膨らみ、爆発して、殺し合いにまでなっていく行為です。日本は、先の大戦で、戦争とは、多くの人々が泣き、傷つくものだということを身に染みて自覚し、平和を願いました。しかし、戦後七十年を過ぎて、同じ過ちを繰り返さざるをえないかもしれません。 『大無量壽経』には、人間の本性を貪欲(トンヨク/むさぼり)・瞋恚(シンニ/いかり)・愚痴(グチ/無知)であると教えています。 戦争は、『大無量壽経』に説かれる人間の本性からすれば、人間のサガであるとも受け取れます。 だからこそ、私たちは、日々、自分の本性を見つめ、肝に銘じることが大切なのでしょう。『正信偈』にも登場する善導大師のお言葉に経教は これをたとうるに 鏡のごとし【意訳:お経や教えは、たとえるに、我が身を見る鏡のようなものだ】というお言葉があります。仏教の教えを聞くとは、教えを鏡として、私たちの心の内面を見つめることなのでしょう。 皆福寺では、「月に一度は、お寺で心の洗濯を!」をスローガンに毎月法座を開催しています。同朋会にお参りして一緒に日頃の生活について問い直してみませんか!皆福寺創建800年 皆福寺 それは、 先人の記憶・思い・願いをとどめる場所 そして、その場所は、 今を生きる私たちの活力を得る場となる ~月に一度は、お寺で心の洗濯を!~フォロー2018.01.30 14:33皆福寺同朋会(定例聞法会)のご案内2018.01.03 09:20皆福寺同朋会(定例聞法会)のご案内0コメント1000 / 1000投稿
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